快速たぬたぬの自転車日記

自転車って楽しい

ツールドモリコロ3時間ソロに出場

2017-11-23、勤労感謝の日にツールドモリコロ3時間ソロに出場した。

まだ自分のロードは納車待ちなので借り物ロード。

どのレースやイベントでも最大の山場となるオフトゥン峠(朝早く布団を抜け出すこと)を難なくクリアし、予定どおり会場までトランポ。

実はこのレース、ライバルのW氏が参加すると聞き同じカテゴリにエントリーしている。
W氏はまだ会ったことはなく、いつもStravaのログで切磋琢磨し、コメントで交流し、お互いライバル認定している。

駐車場で、画像で見慣れた自転車と車を見つけた、あれがW氏か!
W氏はミドルクラスカーボンに駆動系は11s、そこそこいいホイールを履いている。ウェアも海外ブランドで全身を固めてる。
ををを、すげー速そうだ。
こちらは借り物エントリーアルミに駆動系は9s触覚の旧SORA、リアは鉄下駄にフロントはRS21。安全のためブレーキだけテクトロからBR-6800アルテグラに交換してある。
やっべぇ、勝てる気がしない。
ウェアは上から下までシマノやパールの型落ち叩き売りセール品。かっこよさでは負けるけど性能は申し分ない。
ジャージだけは、色が素敵だとわざわざ注文してお取り寄せしたカペルミュール
初心者ファッションだ。初心者どころか自分のロードもない入門者なわけだけど。

この日は朝から雨模様で視界が悪くコース上も煙っていたが、試走前に雨は上がった。
しかしコースは落ち葉が大量に散らばり、路面もウェットとあまりよくないコンディション。
コースのコンディションの悪さは全参加者イコールだが、風邪が治りきっていない。(いいわけ)
これまで一日中走るようなロングライドも経験しているとはいえ、3時間全開はそれよりきついことが予想される。
試走はそこそこに一周で切り上げることとし、まったりと試走終了時間10分を切ってコースイン。
曇っているおかげか寒さはあまり厳しくない。脚の調子はそこそこ悪くない。
一周したらスタートラインに並んで待つ。
陣取ったすぐ横にはたW氏も居た。
お世話になっているお店の実業団チームのジャージも見える。

スタート一週目。グリーンフラッグが出るまでは追い抜き禁止。
前回のレースではかなり後方からのスタートになり、順位を上げ続けながらもかなり残念な結果となったので今回は先頭近くからのスタート。
しかしグリーンフラッグ出る前から追い越して行く奴がちらほら。

坂の途中でグリーンフラッグが出た。ダーッシュ!
あれ?れ?みんな様子見てるの?先頭に立ってしまった。
序盤からこんな場所を取りたい訳じゃなかったんだが。
駆け引きっていまいち分からない。

下りにさしかかる。そしてコーナー。
通勤で天候問わず走っているとはいえ、やはりコーナーリングはガチ勢には敵わない。
雨の日の通勤の経験を積んでいるか、雨の日のレースの経験を積んでいるかの違い。考えてみれば当たり前だ。
得意なはずのウェットの下りでさーっと置いていかれる。
W氏も集団に混じって前に出たようだ。
みんな怖くないのかな。

ここからは哀れ集団から遅れて一人旅。
たまーに脚の合う人の付き位置についたり、いつの間にか後ろに誰かがついていたり。
こちらはレース二回目、テクニックも何もあったもんじゃない。マイペース。

淡々と走り二時間が経つ。
路面はドライになり、コーナーで後れをとることもなくなった。
だいぶ脚にきていたため、なるべく脚の合う人の後ろにつき、下りは漕がずにクラウチングで微加速。

そうこうしていたある周回のすがきやコーナーを過ぎたあたりのこと。
W氏が停まっている。パンク?
紳士協定を守り、いや、余力がないのでこれを機に差を広げておこうとはしなかった。

くっそう、機材トラブルで抜いたんじゃ恰好が悪い。
今回は勝負はノーカウントだなぁ。
そんなことを考えながら淡々と走り続ける。

あとから聞いた話によると、ここでW氏は偶発的なチェーン落ちで僕の十数秒うしろを追いかける格好になったらしい。

途中、速い集団に遭遇する。
しめた!と列車に乗り加速。何度か千切れそうになり食らいつく。
一度千切れてフル加速でまた追いつく。
後でわかったことだが、これはトップ集団だったらしい。当然僕は周回遅れだったわけだけど。

あとでログを確認するとチェーン落ち停止ぶん以上は差をつけていたっぽい。
今回はノーカウントしても次に戦えば勝てる、はず(?)

ゴールすると体はぼろぼろ、車まで歩くのもきつかった。
楽しかった。またレースに出よう。

 

モリゾーとキッコロ

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