快速たぬたぬの自転車日記

自転車って楽しい

初めてのビワイチ~ちょっとバームクーヘン買ってくる~

ショップの走りおさめイベント。
長浜スタートで北湖を反時計回りに一周し、長浜ゴール。大津のほうを回らないコース。「キタイチ」とも言うみたい。
風邪で体調を崩し、前日点滴まで受けていたけど、まったり走ってダメそうなら回収車に乗ってしまおうということで参加決行。

出発

朝5時にお店に集合し、ハイエースに自転車ごと乗せてもらい長浜に向かう。
ここであんぱんやクリームパンを補給しておき、午前中の燃料にする。

長浜で輪行組や自前トランポ組も合流し、総勢30名余。
練習会でよく一緒になるS氏、H氏、Y氏も一緒だ。

班分けで「速い人は第一班」とお店の方が声をかけるが全く誰も手を挙げない。
「おれ!速いです!」なんて言えない奥ゆかしい人ばかり。
「では怖いもの見たさで第一班に行きたい人!」と声がかかったので、それならと手を挙げる。
先頭グループで走っていれば不調になっても後続がいっぱいいるから安心というのもあって。

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使用機材はSempre PRO。ボトルは2本差し。
サポートカー(回収車)に荷物を預けられることもあり、サドルバッグはオルトリーブのMじゃなくてマイクロをつけ、最低限のパンク修理キットだけを積む。
ゆるポタということで空気圧はいつもより低めの105PSI。
ロングライドにはやっぱりRoma4よりこちらが快適。

最初の区間

道の駅あぢかまの里まで25km。
途中、第二班に追いつかれ、十数人の集団になってしまったためペースを上げて間を離す。
列が長くなると車が追い抜きしにくくなって危ないからね。

ここまで45分。
快調快調。あれ?調子悪くないじゃん。
ここで後続を待ち、すこし休憩。

すてきなメタセコイヤ並木

次はマキノ高原の有名なメタセコイヤ並木まで。
坂道が苦手なぼくは盛大に千切られ、第二班にも抜かれる。
峠を越えて加速し、平坦に入ると二班が見えてきた。
二班に追いつき「ただいまー」と声をかけ、ツキイチで小一分ほど休憩をしてから「では戻りまーす」と一班を追う。
全員ぶっ千切ってからメタセコイヤ並木で自転車をたてかけて写真をとっていると一班、二班に抜き返された。

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ここのメタセコイヤ並木で車道で記念撮影をする人もいるみたいだけどあぶないからやめようね。
マキノ高原キャンプ場で後続を待つ。

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逃げを打つ

ここで予定を押しているということでお店の方からペースアップの指示。
速度が上げられない人は回収車に乗るように、と。
いやだいやだ、走りに来てるんだ。
同じ考えの人たちが回収車から逃げて続々走り出す。支度に少し出遅れて十数人の集団の後ろから出て、追い上げて前方に上がる。

十数人が連なって走る状態になっている。
山道の区間では車通りも全くなくこれでよかったが、ふもとに来ると車がいてあぶない。
でもスピードを上げて列を切る人がだれもいないので提案してみた。
ぼく「列が長くなって危ないから逃げましょう」
Y氏「たぬたぬさん、お願いします」
ぼくかよっ。
40km/h+まで加速し、逃げ集団を作りにかかる。
が、Y氏しかついてこない。
たった二人で逃げても列を短くする効果はあまりない。
でも来ちゃったから二人で先頭交代しながら逃げ続ける。
やがて30分くらいすると二人とも疲れてきたため、ペースを落として後方に戻ろうと提案。
程なくして第一班がやってきて吸収される。第二班はついてきていない。
結果的にぼくとY氏がラビットになって列を切ることに成功したみたいだ。

そのまま第一班として集団におさまり、昼ごはん休憩の場所である道の駅米プラザを目指す。
米プラザに近づくにつれ、集団の速度が上がる。ひー。40km/hで巡航しているよ!
先頭を少し牽くとすぐバテてしまう。先頭から下がる時そのまま乗れずに一度千切れかける。
数十m離され、「楽をするためなら頑張る!」と少しスプリントをかけてくらいつく。

いよいよあと少しとなった頃、二人が逃げた。すごいなぁ。余力残してたんだ。
Y氏はそれを追走にかかる。すんごい。
もういっぱいいっぱいだ。追う余力がない。第一班残留メンバーとして過ごすことにする。
ここだって十分に高速トレインだ。
途中、補給食が切れてハンガーノックになりかけた第一班メンバーにSOYJOYもどきをあげる。

第一班はばらけながら米プラザに到着。

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はんぱなかったー。
平均速度を見ると有り得ない数値を示している。

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ave32km/hって。
ぼくの実力では公道で出せる数値じゃなかった。
トレインってやっぱ速いのね。初めて実感した。

新快速ラコリーナ行き

米プラザのかつ丼。おいしかった。

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ここで後続が次々とやってきて、一旦集合。そこでショップの方からオーダーが。
「予定を押しているため、ラコリーナでお土産を買いたい人は回収車に乗り先回りするように」
それはいやだ。ぼくはビワイチをしに来たんだ。ごはんを食べて余力は十分、あとわずか55km。ここでログを途切れさせるのは絶対いやだ。
逃げるように出発した第一班、第二班からぼくは出遅れ、ボトル二本を急いで満たし、ペースを上げてあとを追う。
橋の終わりで第一班と第二班が千切れた格好になっていた。
第二班で「ただいまー」と挨拶し、息を整え二段ロケットに点火。無事第一班に合流を果たす。
まってろバームクーヘン!

相変わらずの高速トレイン。さすがに脚に少し来てる。
必死に食らいつき、千切れかけて食らいつく。もう殆ど先頭を牽く余力がない。
牽いた直後に川を越える小さな上りで十数m離れてしまう。なにを!と加速しようとするが間に車が入って阻まれる。
どんどん距離が離れ、辛うじて視界におさめてる状態だ。
もはやこれまでか・・このまま第二班に吸収されるのか。勇んで出てった後にそんなことになったらさすがに恥だ。
と思っていたらラコリーナに到着。ふぅ、命拾いした。

ラスト

このために用意していたサコッシュにバームクーヘンをおさめ、再出発。

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ここでY氏は直帰のため離脱。

トレインは6人。綺麗にローテーションしながらゴールまで35km。
残り10kmを切ると集団にスパートがかかり、さらに逃げが二人。
すげーっす。
結局、逃げは集団に戻ってきて6人でゴール。

161.6km、走行時間5時間3分30秒。Suffer Score 324。
aveは32.0km/hとなった。

こんなん楽にこなすくらいじゃないとレースじゃそこそこ止まりなんだろうなぁ。