快速たぬたぬの自転車日記

自転車って楽しい

ヴェロフェスタ2017 in モリコロパーク 60分ソロ出場

先のエントリーで書いた通り、エンデューロレースの「ヴェロフェスタ2017 in モリコロパーク」の60分ソロカテゴリに参加した。

遥かなるオフトゥン峠

出走は午後から。
心配していたIKEA渋滞もさほど影響を受けず、余裕をもって到着し駐車場も近くを確保できた。
実はオフトゥン峠を越えるのに少し手間取ったが、快速はなちゃん(トランポ)の回復運転(近くにも関わらず高速道路利用)によりだいぶ余裕が出来た。
春眠暁を覚えずというけど、冬の週末の朝の暖房の効いた部屋のおふとんほど抜けがたいものはない。

駐車場に着いてSempreを降ろし、受付に向かう。
眠気が抜けてくると緊張してくる。
60分なのでずっと超高強度が続くと読んで、服装は上はアンダー+ジャージ、下は夏レーパンにレッグウォーマー。
シューズはこれしかないためクリッカーシューズにSPDペダル。
さすがにスタートまで寒いためこの上にウィンドブレークジャケットとネックウォーマーを着込む。

トランポリンの罠

受付はモリコロのイベントでは珍しく室内だった。
隣接するトランポリンの受付が大きく「受付」と表示していたため、間違ってロードを引いて行ってしまう人がちらほらいて笑った。

受付の前の広場にサイクルラックがあり、ロードがたくさんかけてある。
クロスバイクもちらほらとあった。
そこにSempreをかけて受付を済ます。
家に届いていた葉書を渡すと、計測タグといくつか案内の印刷物と補給用の小さなゼリーが入った袋を渡された。
葉書は特に無くても受付は可能なようだった。

60分エンデューロでは走行中の補給は不要。貰った補給ゼリーは持ち帰ることにする。
マツモトキヨシで買っておいた「アミノバイタルゼリー」の「運動前」と表示してあるものを飲んでおく。
常設のスタンドでホットドッグを買って食べ、コーンスープを少し飲む。
お手洗いに寄っておく。

試走

受付のある部屋でウルトラマンショーを見るちびっこ達に癒されつつ、そろそろ試走開始の時間となったのでウィンドブレークジャケットを脱ぎ捨てていざ出撃。
コースまでは「園内自転車禁止」のためSempreを押し歩きで移動。
係員にスタート待機位置を確認し、試走に出発。

スタミナに限りのあるド初心者のため、ウォームアップになるほどのペースまでは上げない。
前日に降った雨の影響等、路面状況を確認しておく意味で一周だけ周る。
ツーリングペースで流す。
日陰は多少湿ってるけど全般的にドライに近い。行ける。
前回のレースではウェットでコーナーをビビって安全運転になりすぎていたけど、これならコーナーで他の人に後れを取ることもない。

一周回ってくると既にスタート位置に50mは並んでいた!

スタート

スタート列でY女史が声をかけてきた。
少し雑談し、落ち着く。
気温は結構低い。この格好では寒い。
校長先生の話のようになんかアイドルが喋ってるのを聞き流しながらスタートを待っていると、雪がちらついてきた。
寒いはずだよこれじゃ。というか積雪したらレースはどうなる、早く走り出したい。

そんなことを考えているとカウントダウンが始まる。
スタート!
モリコロのヴェロフェスタはレンタサイクル建屋前から直角に曲がりながらコースインだ。
渋滞する車列を縫って前へ前へと上がる。Y女史すまん、これじゃ並んで走るとか無理だ。後ろを見る余裕がない。
半周するまで常に前がつかえていた。
メイとサツキの家の横の下りで右半分にブルーのシートが敷いてあるところを利用してジャンプアップする。
やっと本当のスタートだ。

渋滞脱出

集団の密度が下がり、スピードが上がる。
メイとサツキコーナーをいい感じで抜けると前が開けた。無双タイムじゃああああ!
下がってくる人たちをかわしながら走っていると、後ろに何人かがついているのを感じる。アップダウン、ワインディング、ついてくる。
ペースを上げ逃げる。心拍が過去最高値をマークする。無双タイム終了か。

バックストレート手前の直角コーナー。いい感じでアウトから突っ込もうとするとインカットされた。あっぶね!なにすんだ。
行き場を失い減速、5人程の集団の後方に回った。失速しているためこのままでは置いて行かれる。心拍は既にピーク近く。なおも踏み、集団を追う。
インを突くのはモータースポーツじゃ常套手段だけど自転車レースでは禁じ手とされている。

しかしこのままじゃこの先の上りで落ちていく。
ここで秘技!トップチューブ座りクラウチング!(※そんなに難しくないけどなぜかやる人は少ない)
脚を止めても少し下り勾配があれば加速していく。
バックストレートで少しクールダウンをしながら集団に追いつくことに成功。
直後の上りは無理せず少し下がり、すがきやストレートに入ったら加速して追いつく。
そのままスタートゴールラインを踏んだらさらに加速!
しかしその先の勾配が強まりだらだら続く場所で置いていかれる。ここは実力だよね・・・
最初の3周はじわじわと順位を落とした。

後半へ続く(山田キートン風)

レースは後半に入る。
周回遅れの方たちが増えてきて少し走りづらい。自分は周回遅れになりたくない!
出来ればトップにLapされずにゴールするんだ。
調子は悪くない。脚はよく回る。しかし心拍が上限近くに張り付きっぱなし。
ラップタイムは・・・・遅い!自己ベストの1分半落ちくらいで回ってる。
これは今週前半に頑張りすぎてオーバートレーニングでダウンして回復のためここ3日ほどろくに乗れなかったせいか。
とにかく心肺が脚を引っ張る。

Lapされる

リザルトから見るとこのあたりからポジションをじわりじわりと上げていた。
6Lap目に入る。だめだ。残り時間からすると今回は7Lapまでだ。この分じゃトップにLapされ周回遅れ組の仲間入りだ。
案の定、スタートゴールの先の勾配が強まるところでトップ集団に捕まる。
トップ集団に捕まるというと先頭を逃げていたみたいだが違う(笑)、周回遅れだ。
ぬーきーかーえーすーー!!と意気込んでもついていくのがやっと。当然だ。やがて千切れるウルトラソゥ!(ハイ!)

うがあああ!

しかしもうレースは最終局面、この先はダンシングを多用し、脚を使い切る方向でペースを上げる。
じわじわポジションを上げ続け、最初のLapでインカットしやがった集団も抜き返し、ゴールへ一直線。
みんなゆっくりとゴールラインを跨ぐが、ぼくは真剣だ。誰も競ってこないのに一人でゴールスプリント。

結果は?

ゴール後

気が付くとウルトラマンショーを観ていた。
リザルトが貼り出される。多数が群がって携帯で写してメモっている。
ぼくもゆっくり見たいのでパシャ。

ん?

なんでぼくはリザルト表のトップ付近を撮ったんだ(笑)
だめだ、全然頭が回ってない。
こんなとこにいるはずもないのに~♪

改めて自分の名前を探す。
ぎりぎりリザルト表の二枚目に居た。顔は三枚目なのに。
TOPからは-1Lap、平均速度は33km/h。
初心者としてはまぁまぁ満足するべき結果ではないでしょうか。

もっと上に行けるように頑張る!
目指せ、脱・周回遅れ組!